はじめに
JavaScript は、HTMLと組み合わせることで、画面の表示内容や動きを動的に制御できます。今回は、HTMLの要素(タグ)を取得したり、内容を変更したり、追加・削除する方法を記載していきたいと思います。
HTML要素を取得する
JavaScriptでHTMLを操作するには、まず「どの要素を対象とするか」を特定する必要があります。このときに使うのが、DOM取得メソッドです。代表的なものに getElementById
、querySelector
、querySelectorAll
などがあります。
html
<div id="sampleId" class="sampleClass">サンプル</div>
JavaScript
// IDで取得(最もシンプル)
let elById = document.getElementById("sampleId");
console.log(elById)
// クラスで1つ取得(最初の1つだけ取得)
let elByClass = document.querySelector(".sampleClass");
console.log(elByClass)
// クラスで複数取得(すべての要素を取得)
let allEls = document.querySelectorAll(".sampleClass");
console.log(allEls)
要素の内容を変更する
取得した要素の中のテキストやフォームの値をJavaScriptから変更できます。これにより、ユーザーの操作に応じた表示の変化が可能になります。
html
<p id="text">変更前</p>
<input id="inputBox" type="text" value="初期値">
JavaScript
// テキストを変更
document.getElementById("text").textContent = "変更後のテキスト";
// 入力欄の値を変更
document.getElementById("inputBox").value = "新しい値";
要素を追加する
新しいHTML要素をJavaScriptで作成して、既存の要素に追加することができます。リスト項目やチャットメッセージの追加など、動的なコンテンツ生成に役立ちます。
html
<ul id="list">
<li>リスト1</li>
</ul>
JavaScript
// li要素を作成し、テキストを設定
const newItem = document.createElement("li");
newItem.textContent = "リスト2";
// list要素の末尾に追加
document.getElementById("list").appendChild(newItem);
要素を削除する
JavaScriptでは、不要になったHTML要素を削除することもできます。削除には「自分自身で消える方法」と「親要素から削除する方法」があります。
html
<div id="container">
<p id="removeMe">削除</p>
</div>
JavaScript
document.getElementById("removeMe").remove();
まとめ
JavaScriptの基本中の基本となるのが、HTML要素の取得・変更・追加・削除・属性/スタイル操作です。基本的にはイベントリスナー(addEventListener
)と組み合わせることで、ユーザーの操作に応じた動的な反応を実現できるため、確認してみましょう。
最後に
JavaScriptの環境構築は、この記事を参照してみてください。
【JavaScript】VSCodeでJavaScriptを使用するための環境構築を実施する – SEもりのLog JavaScript
以上、ログになります。
これからも継続していきましょう!!
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