【JavaScript】四捨五入・切り捨て・切り上げについて

はじめに

今回は、JavaScriptで数値の丸め処理（四捨五入・切り捨て・切り上げ）について代表的なものを例を挙げながら記載していきます。

　

関数一覧

処理内容	メソッド	記述例
四捨五入	Math.round(数値)	Math.round(3.7)
切り捨て	Math.floor(数値)	Math.floor(3.7)
切り上げ	Math.ceil(数値)	Math.ceil(3.7)

　

四捨五入

四捨五入を実施する場合、Mathのroundメソッドを使用します。roundメソッドは小数点第1位を四捨五入することができます。

　

例

console.log(Math.round(4.4)); // 4
console.log(Math.round(4.5)); // 5

　

切り捨て

切り捨てを実施する場合、Mathのfloorメソッドを使用します。floorメソッドは、小数点以下を切り捨てて整数にします。

　

例

console.log(Math.floor(4.9)); // 4
console.log(Math.floor(-4.9)); // -5（負の数に注意）

　

切り上げ

切り上げを実施する場合、Mathのceilメソッドを使用します。ceilメソッドは、小数点以下が少しでもあれば、次の整数に切り上げます。

　

例

console.log(Math.ceil(4.1)); // 5
console.log(Math.ceil(-4.1)); // -4（負の数に注意）

　　

小数第n位で四捨五入・切り上げ・切り捨て

JavaScriptの Math メソッドは整数に対してしか処理しないため、小数第2位や第3位で処理したい場合は10のn乗を掛けて割るという工程が必要です。

　

例

// 四捨五入（小数第2位）
let num = 3.14159;
let rounded = Math.round(num * 100) / 100;
console.log(rounded); // 3.14

// 切り上げ（小数第2位）
let ceilNum = Math.ceil(num * 100) / 100;
console.log(ceilNum); // 3.15

// 切り捨て（小数第2位）
let floorNum = Math.floor(num * 100) / 100;
console.log(floorNum); // 3.14

　

最後に

JavaScriptの環境構築は、この記事を参照してみてください。
【JavaScript】VSCodeでJavaScriptを使用するための環境構築を実施する – SEもりのLog JavaScript

以上、ログになります。
これからも継続していきましょう！！